先人の遺跡と絶景のコラボ【中山川渓谷 劈厳(へきがん)透水路】

西条の景色

松山市から西条市へ、国道11号線を使ってくると、途中道路沿いに渓谷が流れています。
桜三里の山道を越えて、いよいよ西条市。

最初に西条市丹原地区の平野が見えてくるあたりで川に向かって道を曲がると、
中山川渓谷の絶景を見ることができます。

ふれあい桜公園という看板がたっており、春には川沿いに桜があふれます。

そこからすこし上流にのぼると、分かれ道の境目に石碑があります。

石碑を見ると、「劈厳(へきがん)透水路」の文字が。他にも何やら長文が書いてあります。
その石碑を越えて50mほど行くと、ガードレールの切れ目に「劈厳透水」の看板が。
近づいてみると、川に降りることができる道があります。
少し険しい道を進むと、ダイナミックな渓谷が現れます。

大胆に切立った岩、大量の水、流れる轟音。すべて迫力満点。

このあたりは地殻変動により数千年前に突出してできた衝上断層があり、県の天然記念物にも指定されている場所です。
石鎚山系の山から流れてくる水は透明度が高く、川底まで青く透き通って見えます。

「劈厳(へきがん)透水路」という名前は、江戸時代にこの地域にいた越智喜三左衛門という庄屋さんが、灌漑用水不足に苦しんでいた村の状況を打開すべく、自らの私財を投げ打ち、灌漑用水路をひく大工事を行ったことから名づけられました。
約10年かかったこの大工事でできた井堰、隧道、岩石掘割水路も垣間見ることができます。先ほどの石碑に書かれているのはこのへんのエピソードのようです。

迫力満点の岩景と渓谷、雨の日は滑って危ないので、晴れの日にぜひ見に行ってみてください。


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